右肩上がりの人生に疲れている人が読む記事

私たちは小さい頃から

何かができるように
何かが上手くなるように
何かを得られるように
より良い自分になれるように

って頑張ってきてますよね。


意識的にも、
無意識的にも。

赤ちゃんの頃から、

ハイハイできたら歓声が上がり、
初めの一歩を歩けば喜ばれ、
字が書けるようになったら褒められて・・

いや〜、そんな期待されたら
頑張っちゃいますよね♪

もちろん
自分もいろんなことができるようになるのは
嬉しいし楽しいし、
達成感だって堪らない💕

けれど・・
なんだかずっと
人生は「右肩上がり」でいることを
期待されている感じがしませんか?


大人になってからも、
仕事でも、人生でも、

夢を叶えられるように・・
目標に到達するように・・
もっと収入を上げるように・・
もっと資格を取るように・・
なりたい自分になれるように・・
◯◯な自分になれるように・・

昨日よりは今日、
今日よりは明日、

もっともっと・・

ああ、エンドレス!

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ちょっとイラストにしてみたら、なぜか吹き出しが所々関西弁爆  笑

どこか成長した自分でいたいって
思うのはとても自然なことだし
素敵なことだけれど、

成長しなくちゃダメ

になると、
実は苦しくなったりしませんか?



癒しのプロセスも同じように、

セラピーを受けて
どんどん癒されて
右肩上がりに「ピカピカの自分✨」に
なれるんじゃないかって
思うかもしれませんね。

私もセラピーを受け始めた頃は
そう思ってました!

だから、
どんどんセラピーを受けて
感情を解放しまくって、
早く癒しきるんだ〜〜!と
張り切ってました(笑)

鼻息荒かったですてへぺろ


けどね、
癒しもそんな一直線に
右肩上がりになる訳もなく、

わ〜、すっごい癒されて
世界が違って見える〜〜♪
私、なんでもできそう〜〜♪

と、思うときもあれば、

やっぱり私ってダメダメなんだ、
どうしていつまでもこの感情を手放せないの・・

なんて自分にダメ出ししてみたり、

今まで抑圧していたから
見なくて済んでいた感情や思いが
蓋が取れたがために
ドバドバーっと溢れ出て
アップアップしたり・・

その繰り返し。

グラフにすると、こんな感じ↓
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いつまで経っても
登り続けなくてはいけなくて、

ゴールも見えないし、
頂上の見えない山に登るみたい?


実際、
癒しに終わりはない、です。

私、全部癒されました〜と思ったときは、
癒されてないことに気づいた方がいいてへぺろ

いつまで経っても
癒しきることなんてないんだ、
終わりはないんだ・・
と知った時は、
私はなんだかがっかりしましたよウインク


でもね、
癒しを喩えるなら、
右肩上がりを目指すグラフではなくて
球体のような感じ。


球体の一方から光が当たっていれば、
その部分は明るくピカピカに見えるけれど、

光の当たっていない部分は
陰になってますよね。

光もあれば闇もあって当たり前。

その時、どちらから見ているかによって
見え方も変わるもの。

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その球体は、
いろんなところにぶつかって傷ついて
凸凹しているかもしれないけれど、

凸凹の部分に光を当てて
寄り添ってあげるたびに
少しずつ凸凹がなめらかになってくる。

違う角度から球体を見る度に、
別の凸凹が見えるので、
また光を当てて寄り添う・・

これの繰り返し。

凸凹しているのが悪いという訳ではなく、
傷ついて痛いところを
やさしく元通りにしてあげる感じ。

傷ついていた理由を聴いてあげて
傷ついていた自分と統合する。

この数年間、
私自身も継続してセラピーを受けて
思うことは、

この球体も
ピカピカ✨になることを目指す必要はない
ってこと。

(目指したくなる気持ちはわかりますがウインク

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凸凹のままのこの球体が
とてもユニークで
そのままで完璧で
愛おしい存在


って思える・・
いや、思うんじゃなくて
「腑に落ちる」瞬間に、
セラピーを続けていると
きっと出会える。

「そのままで完璧なんだ」って
考えて自分を信じ込ませる
頭の理解なんかじゃなくて、
(まぁ、それをやってても
完璧じゃないってうっすら気づいているだろうけど)

身体で(いや、それもちょっと違うけど)
深いところではすでに知っていた、
みたいな感覚。

とはいえ、
この感覚は持続しないから
また私たちは現実社会で
右肩上がりやピカピカな自分を
目指したくなるのだけど、

それもまた自然なこと♪



私は私のまま、
ここにいてだいじょうぶ

私はすでに愛されている、

という安心感を感じる体験が
増えれば増えるほど、

私たちの根っこの部分が
揺らがなくなってくる。

生きづらさはやわらぎ、
私たちは本来のチカラを取り戻す。



どんなに癒したって、
人間でいる限りは
怒り狂うときも
嫉妬でのたうち回るときも
悲しみに打ち拉がれるときも
あるけれど、

その全てを
安心感の立ち位置から見ると、

ああ、この感情を味わいたくて
私はわーわーやってるんだな。

と、気づいたりして。


だからね、
あなたがもし今、
癒しが思ったように進まないって
停滞して苦しんでいるなら、

私はただ寄り添うしかできないけれど、
絶対にだいじょうぶって信じてるからね。

あなたの心の中の平和を
見つけにいこう💕

癒しの旅にお伴します
ニコニコ